寒さを吹き飛ばせ!

どうも、しがない田中です。


冬の野菜栽培に挑むということで、ホームセンターに行って種と苗を入手しました。


買ってきたのは、

ほうれん草

小松菜

大根

スナップえんどう

ソラマメ(苗)


どれも寒さに強い野菜みたいです。


畑は雑草がぼうぼうだったので抜き取り、ざっくりと耕しました。

f:id:i_RiAiY:20171225162804j:plain


途中で冬眠中のカエルに出くわしました。

手入れをされていない畑は身を隠すにはもってこいなのでしょう。

起こしちゃってすまぬ。

f:id:i_RiAiY:20171225162226j:plain


ひと汗かき、寒さも和らいだところで種まきをしようと袋を開けたのですが、、、

なんと買ってきた全ての種が青いのです。

どうやら発芽率を上げるために、滅菌剤が塗布されているようです。

そんなことしなくても芽が出るやつは出るだろう!と思いましたが、それはさておき植えました。


f:id:i_RiAiY:20171225163726j:plain

f:id:i_RiAiY:20171225165901j:plain


ソラマメの苗の回りには、土壌の乾燥や泥はねを防ぐため、引き抜いた雑草を敷いておきました。

f:id:i_RiAiY:20171225170022j:plain

f:id:i_RiAiY:20171225171002j:plain


というわけで、無事に全ての種、苗を植えることができました。

めでたしめでたし。


次回、「生命力」にアァァァァ・マァァァァ・ゾォォォォォンッッ!!

さらば、夏野菜

どうも、しがない田中です。


寒さが一段と増し、色づいた葉も散りゆく季節になってきました。


ぼくの畑ですが、、


f:id:i_RiAiY:20171209195337j:plain


ネギ以外の野菜たちは、雑草も含め見事に枯れていました。

あれだけ生命力のある雑草でさえ、寒さには弱いんですね。


夏野菜ではトマト、ナス、オクラ、枝豆などを育ててきました。

それらが一気に枯れ果ててぼくの畑はもの寂しくなりましたが、みんな故郷の土に還るということを思えばなんだか嬉しいですね。

立派な実をたくさんつけてくれて感謝です。


収穫時期を迎えたネギは全て引き抜きました。(もっとあった気がしますが、、、)

f:id:i_RiAiY:20171209202106j:plain


f:id:i_RiAiY:20171209203042j:plain


ネギの育て方は、土寄せをする一般的な方法ではなく、畝に直径3cm、深さ30cm程度の穴を開け、根を短く切り揃えた苗を落とし込む、という方法をとりました。

この方法は台風などの強風に強く、かつ真っすぐなネギが育つという手間の少ない方法のようです。

切り揃えた根が元気伸びていました。

細いネギがあるのは、おそらく風や雨などで穴が埋まってしまったためでしょう。

マルチを敷くと良いみたいですね。


茎はほぼ枯れていましたが、かろうじてピーマンだけは実がまだついていたので収穫しました。

実家にいる犬(ナナ♀)が大好きなので、きっと全部食べてしまうことでしょう。

f:id:i_RiAiY:20171209201532j:plain


f:id:i_RiAiY:20171209212638j:plain


というわけで、畑から緑は一切無くなりました。

f:id:i_RiAiY:20171209213357j:plain


ひと通り植えた種や苗は育て終えたので、これで来春までお休みかなと思いましたが、調べてみると上手くやれば冬でも栽培できる野菜があるとのこと。

凍えるような寒さの中、農作業をするのもまた乙ですね。


ということで、冬の野菜栽培に挑戦してみようと思います。


次回、「寒さを吹き飛ばせ!」にルストハリケーーン!!

とうもろこしの悲劇

どうも、しがない田中です。


冷え込む日が多くなってきた今日この頃、街路樹の葉が紅く色づいてきました。


秋ですね。


どうやら、三ヶ月ぐらい更新していなかったようで、今日は少し遡って書いてみます。


7月2日時点のトウモロコシです。

f:id:i_RiAiY:20171101133311j:plain

f:id:i_RiAiY:20171101133350j:plain


段々と大きくなり、収穫までもう少しだろうと楽しみにしていた甘党のぼくでしたが、、、


8月6日時点

f:id:i_RiAiY:20171101134155j:plain

f:id:i_RiAiY:20171101134621j:plain

f:id:i_RiAiY:20171101134652j:plain


順調に育っているように見えたトウモロコシはいつのまにか枯れてしまいました。

雨が続いたことが原因なのかと思いましたが、他の畑のトウモロコシはすくすく育っていたので、包葉を剥いて様子を見てみたところ、、


f:id:i_RiAiY:20171101141321j:plain


実がほとんどついていませんでした。

どうやら受粉がうまくいっていなかったようです。

受粉が十分にできていないと、実入りが少なくなり、部分的に歯抜けになったり、大きさが不揃いになるみたいです。

また、トウモロコシは虫ではなく風によって花粉が運ばれて受粉するため、株数が少ない場合は人工受粉したほうが良いとか。

ぼくの場合は、株数が少ないにも関わらず人工受粉をしなかったことに加え、風通しと陽当たりを考慮した位置に株を植えたため、株間の距離を広げてしまい、十分な実をつけられない状況を作ってしまった。

できる限りの実をつけたトウモロコシは、その役目を終えて枯れていったのでしょう。


カボチャに関しては人工受粉をしました。ツルは驚異的なスピードで伸びてはいましたが、一向に実がならなかったからです。


雄花

f:id:i_RiAiY:20171101152337j:plain

f:id:i_RiAiY:20171101152401j:plain


7月22日時点の雌花

f:id:i_RiAiY:20171101152533j:plain


カボチャは朝にしか花を開かず、雄花と雌花が同時に咲いていないと受粉は難しいようです。

ぼくが畑に行ったときは、雄花は咲いていましたが雌花は閉じていました。

とりあえず受粉させてみようと思い、雌花の花びらをめくり、雄しべを雌しべにこすりつけてみました。

すると1週間後、、


7月30日時点

f:id:i_RiAiY:20171101155147j:plain


雌花は大きく実をつけていました。

もしかしたらぼくよりも先に昆虫が花粉を運んでいたのかもしれないので、人工受粉が成功したのかはわかりませんが、とりあえず実はなりました。

そのまま順調に育っていきましたが、、、


8月22日時点

f:id:i_RiAiY:20171101161033j:plain


収穫まであと一息のところで虫に食べられてしまいました。

いやはや。

でもこれはぼくが育てたカボチャが美味しかった証拠でしょう。

仕方がない。


トウモロコシもカボチャも食べられなかったのは残念ですが、生きていくことの厳しさを教えてくれたような気がします。

また育ててみたい野菜ですね。


そして、


次こそは 食べたいぼくの 野菜かな


次回、「さらば、夏野菜」に波動砲・発射!!!


来訪者その2

どうも、しがない田中です。


今回は六月から八月にかけて畑で出会った昆虫たちを紹介しようと思います。


モンシロチョウ

f:id:i_RiAiY:20170818162013j:plain


エンマコオロギ(幼虫)

f:id:i_RiAiY:20170819013901j:plain


???

f:id:i_RiAiY:20170819014055j:plain


カナブン

f:id:i_RiAiY:20170819014812j:plain


カメムシ科の幼虫?

f:id:i_RiAiY:20170819024722j:plain


ヒシバッタの一種

f:id:i_RiAiY:20170819031324j:plain


???

f:id:i_RiAiY:20170906183400j:plain


???

f:id:i_RiAiY:20170906183616j:plain


ミヤマアカネ(♀)

f:id:i_RiAiY:20170819032102j:plain


ミヤマアカネ(♂)

f:id:i_RiAiY:20170819042902j:plain


ショウリョウバッタ(幼虫)

f:id:i_RiAiY:20170819043954j:plain


ミナミヒメヒラタアブ(♂)

f:id:i_RiAiY:20170819045703j:plain


ハバチの一種(交尾中)

f:id:i_RiAiY:20170819054144j:plain


ニクバエの一種

f:id:i_RiAiY:20170819054629j:plain


ササグモ(♀)

f:id:i_RiAiY:20170819055733j:plain


シオヤアブ(♂)

f:id:i_RiAiY:20170819061322j:plain


アカビロウドコガネ

f:id:i_RiAiY:20170819062654j:plain


オカダンゴムシ

f:id:i_RiAiY:20170819062957j:plain


ハナグモ

f:id:i_RiAiY:20170819064859j:plain


ハラビロカマキリ(幼虫)

f:id:i_RiAiY:20170819070144j:plain


ツチカメムシ

f:id:i_RiAiY:20170819072931j:plain


ヤマトシジミ

f:id:i_RiAiY:20170819073147j:plain


アズチグモ

f:id:i_RiAiY:20170906175633j:plain


ヒトスジシマカ

f:id:i_RiAiY:20170906180907j:plain


シオカラトンボ(♀)

f:id:i_RiAiY:20170906175708j:plain


ニホンアマガエル(幼体

f:id:i_RiAiY:20170906182701j:plain


普段は気づかなくとも、目を凝らせば違う景色が広がっていて面白いですね。

写真に収められないほどの小さな生き物もたくさん出会いました。


少し前に「日本の昆虫1400(①・②)」という昆虫図鑑を買ったのですが、野外でよく見る種を中心に掲載されているのでうれしいです。

なんかもう一日中見ていられます。

昆虫に興味のある方にはオススメしたいですね。


次回、「とうもろこしの悲劇」にフィン・ファンネル!!


雑草

どうも、しがない田中です。

梅雨が終わったかと思えば、最近また雨の日が多いですね。
おかげでぼくの畑では雑草が伸びまくりです。

f:id:i_RiAiY:20170810223846j:plain


f:id:i_RiAiY:20170810183330j:plain


f:id:i_RiAiY:20170810183414j:plain


一般的に雑草と聞けば、農に携わる人にとっては厄介な存在であるように思われます。
作物が必要とする水分や養分、光などを奪ってしまうからでしょう。
しかし、雑草も必死に生きようとしているはずですから、人間の都合で一方的に悪者にするわけにはいきません。
何らかの役割を持ってその土地に生えるのだろうと思い、調べてみました。

雑草が生えることによって、
・その根が土を耕すととともに、雨風などによる土壌侵食を防ぐ。
・多くの小動物の住処や隠れ処、食物となり、生物を育む。
・地表付近にいる微生物や土壌菌を紫外線から守り、湿度を保つ。
・気温を調節する。
・作物に虫が集中するのを防ぐ。
二酸化炭素を吸収し、酸素を作る。
・枯れたとき、光合成で蓄えた養分を有機物として土に還元する。

他にも役割は色々とあるようですが、雑草はその土地にある過剰なものを取り除き、足りない物を補う、言わば生態系のバランスを取るために生えるようです。
酸性土壌であれば酸性を好む雑草が生え、アルカリ性土壌であればアルカリ性を好む雑草が生える。
そうして、多様な微生物が増え、時間をかけて土が中性になるようにしてくれる。
肥料や農薬を与えられてバランスを失った土こそ、雑草の力を借りなければならないでしょう。
バランスが保たれれば雑草は生えてこないかもしれません。
要は、目に見えない土壌の状態や環境を目に見える形で表しているのが虫や雑草というわけですね。

これらを踏まえると、雑草は巡り巡って作物を保護し、成長を助ける存在というふうに捉えることができます。
"今"の収穫量を減らさないために、雑草を"敵"と見なし、除草剤などを撒いている人は、自ら"敵"を作っているわけですね。
その点、ぼくは"無敵"です。
長い目で見れば雑草は味方になってくれると思います。(←たぶん)
伸びすぎて作物への光を遮らない程度に、ぼくの畑では雑草と一緒に作物を育てています。(←楽したい)
そのためか、キレイに雑草を抜いている周りの畑に比べ、ぼくの畑には虫たちが多いように見受けられます。
こんな小さな畑にも生態系があることを忘れず、そのなかの恵みを頂く気持ちで育てていけたらいいですね。

f:id:i_RiAiY:20170810184809j:plain


というわけで、雑草はその土地に必要とされて生えてくる地球の味方なのでした。めでたしめでたし。

次回、「来訪者その2」に剛力・招来!!

追伸
猛暑のためか、ほうれん草が全滅しました。

トマトの色々

どうも、しがない田中です。


先日、トマトの茎が隣の畑まで伸びていたので、支柱を増やし、自分の畑内に収まるように縛りました。


f:id:i_RiAiY:20170714123417j:plain


所々虫が食べているトマトを発見。

f:id:i_RiAiY:20170714222103j:plain


収穫時期を逃して熟したトマトにはカナブンが頭を突っ込んでいました。

f:id:i_RiAiY:20170714222756j:plain


そういえば第一回のブログでカブトムシと紹介した幼虫は、大きさ的にもカナブンぽいですね。


こんな悩ましい形のトマトも。

f:id:i_RiAiY:20170715104236j:plain


支柱を立てずに育てている株も難なく実をつけています。

f:id:i_RiAiY:20170715121754j:plain


雨が続いたのと風通しの悪さが原因でしょうか、カビが生えているものもありました。

f:id:i_RiAiY:20170714151949j:plain


トマトは約94%が水分だそうですが、癌や生活習慣病の予防、疲労回復や美肌美髪などにも効果的なようです。

ぼくが育てている品種は"桃太郎"ですが、形も大きさも様々で面白いです。

それにたくさんの実をつけるので、近頃は毎朝トマト丸かじりしてます。

これでおいらも美髪男子というわけですね。



カボチャもようやくツルが伸びてきたので、隣の畑に侵入しないよう支柱に縛りました。

ウリハムシが食べきれないであろう大きさになったのと、枝豆の種が余っていたので、ネギを引き抜いて枝豆を植えました。

f:id:i_RiAiY:20170715172319j:plain


トマトにせよカボチャにせよ、本当なら好きなように体を伸ばしてほしいところですが、色々な野菜を育てているのもあり、やはり15㎡(約10畳分)という小さなスペースではそうはいきませんね。

もっと広いスペースで余裕をもって育てたいですが、、、


東京じゃキツイか。。


次回、「雑草」に逃げちゃダメだっ!!


追伸

トウモロコシにひげが生えました

f:id:i_RiAiY:20170717221540j:plain


ハニーもびっくり!?空中窒素固定装置

どうも、しがない田中です。


突然ですが、皆さんはキューティーハニーをご存知でしょうか?

そうです、今年で画業50周年を迎えるあの永井豪先生の作品です。

とても可愛らしく、男心をくすぐるキャラクターのハニーちゃんですが、実は「空中元素固定装置」を内蔵したアンドロイドなのです。

「空中元素固定装置」とは、空気中に存在する元素を瞬時に組み合わせ、あらゆる物質を作り出す装置です。

これによってハニーちゃんは七変化が可能になり、またこれを利用して宝を無尽蔵に作り出さんとする犯罪組織「パンサークロー」と戦っていくわけですが、、、

実はこの「空中元素固定装置」と同じと言ってもいいような役割を果たす微生物が存在するのです。


ズバリ、それはマメ科植物の根につく「根粒菌」です。


植物が成長するために必要であると言われている窒素を、この「根粒菌」が土壌へ供給してくれるようなのです。

窒素そのものは空気中に存在しますが、植物はそのままの形では利用することができません。
そこで、空気中の窒素を植物の利用しやすい化合物に変える働きをもつ「根粒菌」の力を借りるわけです。
根粒菌は植物の根に根粒を形成し、宿主から光合成産物を供給されるので、マメ科の植物と互いに共生関係にあるようですね。

空気を構成する気体の割合は、およそ窒素が78%、酸素が21%、その他(アルゴン、二酸化炭素など)が1%なので、巨大な隕石が地球に衝突でもしない限り、半永久的に窒素は無くならないでしょう。


まさに「空中窒素固定装置」です。


持続的な農業や自然栽培を目指すぼくとしては、これを利用しない手はありません。


というわけで、ぼくはマメ科の植物である枝豆を育てているのであります。

一般的に枝豆は根元から株ごと引き抜くように収穫するようですが、ぼくが育てた枝豆は、茎の根元を切り、根を残す形で収穫しました。

植物と持ちつ持たれつの関係であるとはいえ、土中に残された根粒は根粒菌の住処なので、収穫した後も土壌にとっての窒素補給源になり得るかも、と思ったからです。


試しに根ごと引き抜いてみたところ、

f:id:i_RiAiY:20170710001819j:plain


ちらほらと根粒が見られました。

土中の窒素が十分になると根粒がほとんどつかなくなるようなので、"まめ"に根を観察すれば窒素過多は避けられると思います。

この株の根は土中に埋め戻しました。


この「根粒菌」を知ったきっかけは木村秋則さんの本です。

彼の本はどれも興味深く面白いので、農に携わる人にも携わらない人にもオススメします。


収穫した枝豆をご飯と一緒に炊きました。

f:id:i_RiAiY:20170710210703j:plain


なんとも美味でありました。めでたしめでたし。


農ある人は豆をつくる!


次回、「トマトの色々」にバロォォーム・クロォォス!!


おまけの一枚

f:id:i_RiAiY:20170710151730j:plain