雑草

どうも、しがない田中です。

梅雨が終わったかと思えば、最近また雨の日が多いですね。
おかげでぼくの畑では雑草が伸びまくりです。

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一般的に雑草と聞けば、農に携わる人にとっては厄介な存在であるように思われます。
作物が必要とする水分や養分、光などを奪ってしまうからでしょう。
しかし、雑草も必死に生きようとしているはずですから、人間の都合で一方的に悪者にするわけにはいきません。
何らかの役割を持ってその土地に生えるのだろうと思い、調べてみました。

雑草が生えることによって、
・その根が土を耕すととともに、雨風などによる土壌侵食を防ぐ。
・多くの小動物の住処や隠れ処、食物となり、生物を育む。
・地表付近にいる微生物や土壌菌を紫外線から守り、湿度を保つ。
・気温を調節する。
・作物に虫が集中するのを防ぐ。
二酸化炭素を吸収し、酸素を作る。
・枯れたとき、光合成で蓄えた養分を有機物として土に還元する。

他にも役割は色々とあるようですが、雑草はその土地にある過剰なものを取り除き、足りない物を補う、言わば生態系のバランスを取るために生えるようです。
酸性土壌であれば酸性を好む雑草が生え、アルカリ性土壌であればアルカリ性を好む雑草が生える。
そうして、多様な微生物が増え、時間をかけて土が中性になるようにしてくれる。
肥料や農薬を与えられてバランスを失った土こそ、雑草の力を借りなければならないでしょう。
バランスが保たれれば雑草は生えてこないかもしれません。
要は、目に見えない土壌の状態や環境を目に見える形で表しているのが虫や雑草というわけですね。

これらを踏まえると、雑草は巡り巡って作物を保護し、成長を助ける存在というふうに捉えることができます。
"今"の収穫量を減らさないために、雑草を"敵"と見なし、除草剤などを撒いている人は、自ら"敵"を作っているわけですね。
その点、ぼくは"無敵"です。
長い目で見れば雑草は味方になってくれると思います。(←たぶん)
伸びすぎて作物への光を遮らない程度に、ぼくの畑では雑草と一緒に作物を育てています。(←楽したい)
そのためか、キレイに雑草を抜いている周りの畑に比べ、ぼくの畑には虫たちが多いように見受けられます。
こんな小さな畑にも生態系があることを忘れず、そのなかの恵みを頂く気持ちで育てていけたらいいですね。

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というわけで、雑草はその土地に必要とされて生えてくる地球の味方なのでした。めでたしめでたし。

次回、「来訪者その2」に剛力・招来!!

追伸
猛暑のためか、ほうれん草が全滅しました。