来訪者その2

どうも、しがない田中です。


今回は六月から八月にかけて畑で出会った昆虫たちを紹介しようと思います。


モンシロチョウ

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エンマコオロギ(幼虫)

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???

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カナブン

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カメムシ科の幼虫?

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ヒシバッタの一種

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???

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???

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ミヤマアカネ(♀)

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ミヤマアカネ(♂)

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ショウリョウバッタ(幼虫)

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ミナミヒメヒラタアブ(♂)

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ハバチの一種(交尾中)

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ニクバエの一種

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ササグモ(♀)

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シオヤアブ(♂)

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アカビロウドコガネ

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オカダンゴムシ

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ハナグモ

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ハラビロカマキリ(幼虫)

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ツチカメムシ

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ヤマトシジミ

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アズチグモ

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ヒトスジシマカ

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シオカラトンボ(♀)

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ニホンアマガエル(幼体

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普段は気づかなくとも、目を凝らせば違う景色が広がっていて面白いですね。

写真に収められないほどの小さな生き物もたくさん出会いました。


少し前に「日本の昆虫1400(①・②)」という昆虫図鑑を買ったのですが、野外でよく見る種を中心に掲載されているのでうれしいです。

なんかもう一日中見ていられます。

昆虫に興味のある方にはオススメしたいですね。


次回、「とうもろこしの悲劇」にフィン・ファンネル!!


雑草

どうも、しがない田中です。

梅雨が終わったかと思えば、最近また雨の日が多いですね。
おかげでぼくの畑では雑草が伸びまくりです。

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一般的に雑草と聞けば、農に携わる人にとっては厄介な存在であるように思われます。
作物が必要とする水分や養分、光などを奪ってしまうからでしょう。
しかし、雑草も必死に生きようとしているはずですから、人間の都合で一方的に悪者にするわけにはいきません。
何らかの役割を持ってその土地に生えるのだろうと思い、調べてみました。

雑草が生えることによって、
・その根が土を耕すととともに、雨風などによる土壌侵食を防ぐ。
・多くの小動物の住処や隠れ処、食物となり、生物を育む。
・地表付近にいる微生物や土壌菌を紫外線から守り、湿度を保つ。
・気温を調節する。
・作物に虫が集中するのを防ぐ。
二酸化炭素を吸収し、酸素を作る。
・枯れたとき、光合成で蓄えた養分を有機物として土に還元する。

他にも役割は色々とあるようですが、雑草はその土地にある過剰なものを取り除き、足りない物を補う、言わば生態系のバランスを取るために生えるようです。
酸性土壌であれば酸性を好む雑草が生え、アルカリ性土壌であればアルカリ性を好む雑草が生える。
そうして、多様な微生物が増え、時間をかけて土が中性になるようにしてくれる。
肥料や農薬を与えられてバランスを失った土こそ、雑草の力を借りなければならないでしょう。
バランスが保たれれば雑草は生えてこないかもしれません。
要は、目に見えない土壌の状態や環境を目に見える形で表しているのが虫や雑草というわけですね。

これらを踏まえると、雑草は巡り巡って作物を保護し、成長を助ける存在というふうに捉えることができます。
"今"の収穫量を減らさないために、雑草を"敵"と見なし、除草剤などを撒いている人は、自ら"敵"を作っているわけですね。
その点、ぼくは"無敵"です。
長い目で見れば雑草は味方になってくれると思います。(←たぶん)
伸びすぎて作物への光を遮らない程度に、ぼくの畑では雑草と一緒に作物を育てています。(←楽したい)
そのためか、キレイに雑草を抜いている周りの畑に比べ、ぼくの畑には虫たちが多いように見受けられます。
こんな小さな畑にも生態系があることを忘れず、そのなかの恵みを頂く気持ちで育てていけたらいいですね。

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というわけで、雑草はその土地に必要とされて生えてくる地球の味方なのでした。めでたしめでたし。

次回、「来訪者その2」に剛力・招来!!

追伸
猛暑のためか、ほうれん草が全滅しました。

トマトの色々

どうも、しがない田中です。


先日、トマトの茎が隣の畑まで伸びていたので、支柱を増やし、自分の畑内に収まるように縛りました。


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所々虫が食べているトマトを発見。

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収穫時期を逃して熟したトマトにはカナブンが頭を突っ込んでいました。

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そういえば第一回のブログでカブトムシと紹介した幼虫は、大きさ的にもカナブンぽいですね。


こんな悩ましい形のトマトも。

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支柱を立てずに育てている株も難なく実をつけています。

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雨が続いたのと風通しの悪さが原因でしょうか、カビが生えているものもありました。

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トマトは約94%が水分だそうですが、癌や生活習慣病の予防、疲労回復や美肌美髪などにも効果的なようです。

ぼくが育てている品種は"桃太郎"ですが、形も大きさも様々で面白いです。

それにたくさんの実をつけるので、近頃は毎朝トマト丸かじりしてます。

これでおいらも美髪男子というわけですね。



カボチャもようやくツルが伸びてきたので、隣の畑に侵入しないよう支柱に縛りました。

ウリハムシが食べきれないであろう大きさになったのと、枝豆の種が余っていたので、ネギを引き抜いて枝豆を植えました。

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トマトにせよカボチャにせよ、本当なら好きなように体を伸ばしてほしいところですが、色々な野菜を育てているのもあり、やはり15㎡(約10畳分)という小さなスペースではそうはいきませんね。

もっと広いスペースで余裕をもって育てたいですが、、、


東京じゃキツイか。。


次回、「雑草」に逃げちゃダメだっ!!


追伸

トウモロコシにひげが生えました

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ハニーもびっくり!?空中窒素固定装置

どうも、しがない田中です。


突然ですが、皆さんはキューティーハニーをご存知でしょうか?

そうです、今年で画業50周年を迎えるあの永井豪先生の作品です。

とても可愛らしく、男心をくすぐるキャラクターのハニーちゃんですが、実は「空中元素固定装置」を内蔵したアンドロイドなのです。

「空中元素固定装置」とは、空気中に存在する元素を瞬時に組み合わせ、あらゆる物質を作り出す装置です。

これによってハニーちゃんは七変化が可能になり、またこれを利用して宝を無尽蔵に作り出さんとする犯罪組織「パンサークロー」と戦っていくわけですが、、、

実はこの「空中元素固定装置」と同じと言ってもいいような役割を果たす微生物が存在するのです。


ズバリ、それはマメ科植物の根につく「根粒菌」です。


植物が成長するために必要であると言われている窒素を、この「根粒菌」が土壌へ供給してくれるようなのです。

窒素そのものは空気中に存在しますが、植物はそのままの形では利用することができません。
そこで、空気中の窒素を植物の利用しやすい化合物に変える働きをもつ「根粒菌」の力を借りるわけです。
根粒菌は植物の根に根粒を形成し、宿主から光合成産物を供給されるので、マメ科の植物と互いに共生関係にあるようですね。

空気を構成する気体の割合は、およそ窒素が78%、酸素が21%、その他(アルゴン、二酸化炭素など)が1%なので、巨大な隕石が地球に衝突でもしない限り、半永久的に窒素は無くならないでしょう。


まさに「空中窒素固定装置」です。


持続的な農業や自然栽培を目指すぼくとしては、これを利用しない手はありません。


というわけで、ぼくはマメ科の植物である枝豆を育てているのであります。

一般的に枝豆は根元から株ごと引き抜くように収穫するようですが、ぼくが育てた枝豆は、茎の根元を切り、根を残す形で収穫しました。

植物と持ちつ持たれつの関係であるとはいえ、土中に残された根粒は根粒菌の住処なので、収穫した後も土壌にとっての窒素補給源になり得るかも、と思ったからです。


試しに根ごと引き抜いてみたところ、

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ちらほらと根粒が見られました。

土中の窒素が十分になると根粒がほとんどつかなくなるようなので、"まめ"に根を観察すれば窒素過多は避けられると思います。

この株の根は土中に埋め戻しました。


この「根粒菌」を知ったきっかけは木村秋則さんの本です。

彼の本はどれも興味深く面白いので、農に携わる人にも携わらない人にもオススメします。


収穫した枝豆をご飯と一緒に炊きました。

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なんとも美味でありました。めでたしめでたし。


農ある人は豆をつくる!


次回、「トマトの色々」にバロォォーム・クロォォス!!


おまけの一枚

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愛のハサミ

どうも、しがない田中です。


雨が続く今日この頃ですが、トマトが赤く熟し、畑を彩っていました。


トマト

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枝豆もたくさんの実をつけ、大きく成長しました。


枝豆

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どちらも収穫の時期を迎えたので、ナスとピーマン、春菊も含め、愛のハサミをもってチョッキン収穫しました。

枝豆はその場で生のまま食べてみましたが、甘みが強くとても美味しかったです。


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人参はまだ収穫適期ではありませんが、株同士の間が狭いものがあったので、試しに一本収穫してみました。

前に間引いたときはまだ根が白かったのですが、今は成長してオレンジ色になりました。


人参(前)

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人参(今)

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ということで、収穫した野菜を家に持ち帰り、友達に料理してもらいました。


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ナスとトマトとベーコンの冷製パスタ&春菊と油揚げの味噌汁&枝豆

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どれも美味しくてぺろりと平らげてしまいましたが、塩茹でしたての枝豆なんかはまさに止まらない美味さ。

今まで食べた中で最高の枝豆でした。

そんなわけで、ひと汗かいた後のいいランチでありました。めでたしめでたし。


次回、「ハニーもびっくり!?空中窒素固定装置」にハニーブーーメランッ!!


おまけの一枚

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土の個性、野菜の個性

どうも、しがない田中です。


梅雨ですね。

こう雨が多いと水やりの必要はなさそうです。


さて、今日は個性について触れてみようと思いますが、実は畑以外に実家でも野菜を育てています。

畑用に買った種が余ったので、実家の庭の空いているスペースで育ててみることにしたのです。

カボチャ、トウモロコシ、エダマメ、オクラ、ネギなど。

その中でも今日はカボチャをとりあげて考察したいと思います。


以前、ぼくの畑のカボチャは優しすぎるためか、葉をたらふくウリハムシに食べさせていましたが、ネギを近くに植えた効果が出たのか、新たな葉を広げて大きくなってきました。


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多少の心配はありましたが、最近はウリハムシもあまり見かけず、のびのび育っているようです。


実家のカボチャはというと、、


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、、、、、!?!?!?


庭のカボチャは畑のものより一週間後に植えたはずですが、まるで成長速度が違います。


ここまでの差を生んだ要因として考えられるのは、水やりの頻度、ウリハムシの影響、野菜と土の個性でしょう。


畑のカボチャへの水やりは基本的に週一回なのに対して、実家のカボチャへは毎日(親が)。

日当たりはどちらも良いです。


人間と同じように、同じ種のカボチャでも個体によってそれぞれ個性があると思います。

実際にぼくが育てているトマトですが、同じ背丈の苗を同時に植えたにも関わらず、一株だけ異様に成長が早く、飛び抜け大きく育っています。


土に関しても、場所によって住んでいる微生物や土を構成してる成分の割合などが違いますし、個性があると言ってもいいでしょう。

ぼくの畑の土には肥料を一切与えていませんが、実家の土には肥料が与えてあります。

そこの土にどのような歴史があって現在に至っているかもポイントでしょう。


畑のカボチャは幼苗期にウリハムシに葉を食べられたのに対し、実家のカボチャはほとんど食べられていませんでした。

葉を食べられたカボチャは、当然光合成ができず成長速度が遅くなります。

ウリハムシが出現する場所や、好む個体もそれぞれでしょう。


こういった様々な要因が重なって、植物の成長速度は変わるのだと思います。

実家のカボチャは上手いことその辺のバランスが取れているのかな?


かといって、ぼくの畑にこれから肥料を与えようとは思いません。

水もなるべく天任せ。


なるがままに。

そう、LET IT BEです。


というわけで、これからもカボチャの成長を見守っていこうと思います。


次回、「愛のハサミ」にハニーー・フラーーーッシュ!!


追伸

来週辺りにトマト収穫できそう。

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来訪者

どうも、しがない田中です。


今日は四月から六月にかけて畑で出会った昆虫たちを紹介しようと思います。


ヤスデ

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マダラスズ

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コクサグモ?

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ウヅキコモリグモと卵

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ナナホシテントウ(幼虫)

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クロオオアリ?

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タマアシトビハムシ

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ウリハムシ(交尾中)

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ハラヒシバッタ

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クビキリギス

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アシナガバチ

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ヒメヒラタアブ

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アブラムシ(種不明)

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アブラムシ(種不明)

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ブチヒゲカメムシ

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ナガメ(交尾中)

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オオカマキリ?(幼虫)

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???

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???

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???

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様々な種類の昆虫がぼくの畑で暮らしています。

ぼくの育てている野菜を食べようとも、この昆虫たちを特に害虫や益虫などと区別する気はありません。

食いたいやつには食わせてやる。

それでいいじゃない。

自然界はバランスが大事だと思うので、ぼくは一切農薬は使いません。

全ての生き物にやさしい畑を心がけていこうと思います。


次回、「土の個性、野菜の個性」にライダァァァキィィィィック!!


追伸

5Sではこれが限界か。。。