飴と鞭
どうも、しがない田中です。
先日畑の様子を見に行ったところ、トマトの苗が3本とも倒れていました。
トマトを栽培するうえで、支柱を立てて倒れないようにするというのが一般的ですが、ぼくはそこに違和感がありました。
そもそも野生のトマトは支柱が無くても育つだろうに、何故わざわざ支柱を立てなければならないのか、と。
もしかすると、支柱を立てなければ自ら倒れまいと根を大きく広げるのではないか。
人間の手をなるべくかけず栽培する道を模索中のぼくは、支柱を立てずに見守っていたわけですが、、、
はい、倒れてしまいました。
不思議に思い調べてみると、どうやら今日、一般的に栽培されているトマトは、「人の手で育てる」ことを前提として品種改良されているようです。
もともと野生種のトマトというのは南米のアンデス山脈高原地帯やガラパゴス諸島にしか自生しておらず、それらは現在のミニトマトに近い形で1〜3cmほどの小さな実をたくさんつけるタイプだそうです。中には有毒のものもあるとか。
それらを交配し、糖度を上げたり、より背が高く、より大きな実がなるように品種改良されたものが現在一般的に目にするトマトのようです。
当然実が大きくなれば、植物は自分で体を支えることができないため倒れてしまいます。
ぼくが育てている桃太郎という種のトマトは、人間が人間のために作り出したトマトなので、倒れることは必然だったわけですね。
というわけで、2本の苗には支柱を立てて紐で縛りました。
残りの一本は?と思ったあなた、
はい、放置プレイです。
写真すら撮らないほどの放置プレイです。(←撮り忘れた)
2本の苗は甘やかせ、1本は厳しく育てる。そう、飴と鞭!
「見せて貰おうか。桃太郎の生命力とやらを。」というやつですね。
そんなわけで、これからの成長が楽しみです。
次回、「ほうれん草の悲劇」にデーービィィィィィーーール!!
追伸
収穫した春菊で友達が味噌汁を作ってくれました。採れたて旨し。